必ずしも資格が必要なわけではない

デイサービスは無資格・未経験の人も働くことができます。では、無資格でもできる仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。
介護の仕事は利用者の体に触れるか触れないかで大きく2つに分けられます。体に触れる仕事は入浴や排せつの介助、着替え、体位交換など身体介護に分類されるものです。一方、利用者の体に触れない仕事は調理や配膳、掃除や洗濯などの家事、買い物や薬の受け取りなどで、これらは生活援助に分類されます。
身体介護は資格が必須ですが、生活援助は資格がなくてもできます。また、介護施設内で働く場合は、施設内に有資格者がいて、その監督のもとで働くことが前提です。そのため、無資格・未経験でも施設内で介護サービスを提供する事業所で働くことが可能となります。

資格を取得するメリット

資格を持っていなくても働きながら経験を積んでいくと、知識やスキルが自然に身に付くでしょう。しかし、資格を取得すればできる仕事の幅が広がり、さらに給与アップにもつながります。デイサービスに限らず、多くの介護施設では基本給が無資格者よりも高く設定されています。給与アップを望むなら資格を取得したほうがいいでしょう。
介護関連の資格にはいくつかのステップがあります。未経験や無資格でも受講できる資格から始め、徐々にステップアップしていくといいでしょう。ただし、資格によっては実務経験が必要なものもあるので注意が必要です。
また、求人の中には資格を持っていないと応募できないものもあります。その多くは、介護の基礎スキルが学べる「介護職員初任者研修」を修了した人が応募できるかどうかのラインにあります。転職を有利に進めるためにも資格を取得することをおすすめします。

おすすめの資格を紹介

デイサービスで働くのに役立つ資格を3つ紹介します。
1つ目は介護の入門資格である「介護職員初任者研修」です。基礎知識と技術を習得するため、9科目130時間の研修を受講し、最終試験に合格することで取得できる資格です。130時間の研修のうち、40.5時間は通信で行えるため、働きながら取得することも可能です。
2つ目は介護職員初任者研修よりも内容が実践的な「実務者研修」です。20科目450時間の研修が必要ですが、修了時の試験は義務化されていません。介護福祉士を目指すなら必須なので、国家試験の受験を検討している人は、まずこの資格を取得しましょう。
実務者研修を取得するのに初任者研修を取得することは義務付けられていないため、どちらから取得すればいいのか迷う人もいるでしょう。その場合、どうすればいいのかを詳しく説明しているサイトを以下に紹介するので、迷っている人は参考にしてください。

3つ目は「介護福祉士」です。介護福祉士は介護系唯一の国家資格なので、難易度が高めです。資格を取得するには介護福祉関連の高校や大学・専門学校を卒業して国家試験に合格するルートと、働きながら実務者研修を受けて国家試験の受験資格を取得する実務経験ルートがあります。 介護福祉士の具体的な仕事内容については以下のサイトから確認してください。

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